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第六十話:黒紫色の理想

 その少女がメイドの募集に参加するためにやってきたのはもう何年前の事になるだろうか。

 第一印象は『美しい』で、第二印象が『おかしい』だった。

 まるで炎をそのまま転写したかのような鮮やかな赤髪に、年端もいかない少女にして、幼いながらも完成された冷たい美貌。弱冠十二歳にしてレベル600オーバーと言う才能も十分に怪物と呼ぶに相応しいステータスではあったが、その表情、佇まい全てにおいて感じられた研ぎ澄まされた刃のように怜悧で現実感のないその雰囲気こそが、その存在の最も異端と呼ぶべき点だったのだろう。

 二束三文で転がっているような才能ではなかった。
 間違いなく子供であるにも関わらず、容姿においても能力においても既に一流の域に達していたそれは、どんなに眼の利かぬ人間の眼でも見開かざるをえない異彩に満ちていた。

 それ故、なのだろう。明らかにおかしかったその存在をルーデル家に招き入れてしまったのは。
 決して触れてはいけないものだと本能でわかっているのに手にとってしまう。強烈な魅力を秘めた呪われた赤き宝石。

 その少女の名をクリアと言った。







第六十話【無色透明の少女の話】







 飾ってあった鋼の鎧が一瞬で真紅に色づく。
 耳を打つ轟音と爆散し降り注ぐ礫を身に受け、私はその時初めて、鉄の塊が炎によって焼きつくされた事を知った。
 降り注いだ礫もまたたく間に真っ赤に燃え尽き、そこに存在していた鎧の存在の残滓は一欠片すら残らない。微かにきな臭い匂いが感じられるだけだ。
 恐らくこの場にいなければ今起こった出来事を誰も信じられないだろう。
 轟音と焦熱、冷や汗を感じる事すら許さない鋭利な静寂

「な……な……」

 後退しようとして、壁に背をぶつけた。
 背に感じる汗で濡れた感触を気持ち悪いと感じる余裕すらない。
 いつもは広く感じる執務室が今はただひたすらに狭く感じられた。

 ルビーのように美しく無機質な赤い瞳がこちらを見つめている。
 人形のように美しく、そして生命を感じられない容貌。
 人でありながら悪魔より悪魔らしく、天使よりも天使らしい。

 その名を知らぬものはこの屋敷に居ないだろう。
 ルーデル領内でも数人しかいないLV600オーバーの天才の一人。
 ルーデル伯爵の一人娘、ルナ・ルーデルの専属メイドにして凍りつくような美貌を持つ炎の少女を。
 その何者にも染まらない静かで神聖な佇まいからついた二つ名はーー

「『無垢』のクリア……一体何が……」

 何が起こっているのか。
 頭の中に渦巻いたのは混乱だった。状況に判断が追いつかない。
 目の前にいるにも関わらずその存在には全く感じられない気配はまるで蜃気楼に似ていて、まるで現実感というものが欠如していて、
 一拍して、その少女が動いた事に気づく。

 白い指先が緩やかにこちらを指さし、白い肌に浮かぶ小さな唇から一片の言葉が紡がれた。

「『炎弾』」

 目の前に野球ボール程の大きさの真っ赤な球が浮かび上がる。

 火系初級魔術『炎弾』
 炎の精霊と契約した魔術師なら誰だって使える技だ。
 私がそれに対応出来たのは、クリアを敵として認識したのではなく、私自身がその術を知っていたためだった。
 真っ赤に燃えた炎が凄まじいスピードで飛来する。
 その魔術は初級にも関わらず、並の人間なら視認すら許さない凄まじい速度と、一撃で鋼の鎧を消し飛ばす威力を持っていた。

 執務に使用しているテーブルに飛び込むようにして、ぎりぎりでその業火を躱す。
 頭をぶつけ視界が反転する。だがそんな事を構っている暇なんてない。
 鈍痛が私の意識にこれが現実である事を知らしめた。

 目の前の少女は完全無欠に、私の事を燃やし尽くそうとしているのだと。

「ぐ……くっ……な、なんのつもり……だっ!?」

「『炎弾』」

 クリアは一言も答えない。

 何故? に意識を傾ける余裕もなく、再び飛来する炎の弾丸。
 身体全体をぶつけながら転がってぎりぎりで躱す。
 炎弾は私がさっきまでいた位置、空間を焼きつくす。
 速度。威力。両方備わるその攻撃で最も恐ろしいのはその炎弾が完全に操作されている事だ。
 その炎弾は凄まじい威力を誇っているにも関わらず、驚くほど周囲に被害を出していなかった。
 初撃で塵一つ残さず燃やし尽くされた鎧を除いて、まだその魔術は何も傷つけていなかった。

 それだけでその術者の技量が知れる。
 ただ飛ばしているだけじゃない。

「ま、まて! 話を……話をしよう! クリア!」

「『炎弾』」

 無表情のまままた一つ呪文が紡がれる。
 聞く耳持たず殺意すら持たず、クリアは全くの無表情だった。
 それは、屋敷内を歩いていてたまに出会った時と何一つ変わらずーー
 まるで少し汚れた場所を見つけたから掃除しよう、みたいな気軽さで恐るべき威力の火が飛んでくる。

 先ほどから大きな音を立てているにも関わらず、人が来る気配がない。

 最近周囲で行方不明者が多発している事を思い出す。
 対策のために特別に憲兵団すら編成したにも関わらず、まったく減る気配のなかった神隠し。最も強固なセキュリティーを誇る屋敷の中ですら構わず発生したそれ。
 この時代、悪魔が頻繁に襲ってくる事もあって死者の数は決して少なくない。
 だが、死体の欠片すら見つからないというのは前代未聞だ。

「ま……まさか……君が……何故!?」

 そこで、初めてクリアが呪文以外の言葉を紡いだ。

「可能な限り早く始末を」

「な……なんの話だ!?」

「『炎弾』」

 再び炎弾が飛んでくる。
 何か致命的なことを間違えているような台詞に一瞬思考を取られる。
 そして、締め付けられるような激痛と共に目の前が赤で塗りつぶされた。







************************************







 目的は一つだけで十分だ。
 複数追いかける余裕もないしその必要もない。
 クリアは自分がそれほど器用でも讃えられるほど天才でもない事を知っていた。
 頭に繰り返し流れるのは懐かしい主の声。

 『クリア、貴様の偵察の任を解く。可能な限り早く始末をつけルートクレイシアに帰還せよ』

 勅令は命よりも遥かに重く尊く、ありとあらゆる感情に勝る。
 肉体と魂は鉄の掟を遵守する回路と化し、思考を挟む余地のない機構となる。
 それ故に、クリアは今まで神に祈った事がない。

 過去の記憶は記録としてのみしか存在せず、スキルレイで読み取れる名もとうに『クリア』に変化していた。
 これは事実恐るべき事だ。個体そのものの真実の情報を示すその魔術を誤魔化すことはできない。それは生誕後に歩んだ人生を捨て去り第二の生まれ変わりを果した事を意味する。
 自覚もなくそれを成すには極めて高い資質が必須だろう。

 男が炎の柱と化すのをただ黙って見ていた。
 人の身体はよく燃える。その事をクリアは知っていた。
 それは例えルーデル伯爵の片腕であり、ルーデル領の政務を束ねるルーダ・グレスでも変わらない。
 皮膚があっという間に燃え尽き、直接の関わりは薄くとも、三年間余りを共に過ごした男の阿鼻叫喚の表情が炎の底に消える。

 壁にかけてあるカレンダーをちらりと確認する。
 勅令を受けてから既に三ヶ月程過ぎている事を意味している。
 心を微かに焦がす焦燥。
 それを鋼鉄のベールで包む。それだけで身体は精密に動く。
 再び主の声が反芻される。

『可能な限り早く始末を』

 国盗りは大仕事だ。
 盗るではなく単純な『消す|《デリート》』ですら膨大な時間がかかる。
 時間させあれば可能であることは知っていた。この国に敵はいない。付与されたASAPの指示だけがクリアを追い立てていた。
 判断基準の甘い指示はいつもクリアに牙を向く。
 機応変とは言葉面はいいが、それは一種の無責任さを含んでいる。

 炎が大きく燃え上がる。
 火の精霊に力を借りて行使する精霊魔術の炎はただの炎じゃない。物理法則によらず人も物も悪魔も関係なく平等に燃やし尽くす、異界の炎だ。

「…………」

 懐から懐中時計を出して時間を確認する。
 燃やし始めてから既に十秒も経過している事を確認する。
 そしてクリアはまだ原型を残して燃え続ける男を見た。

 違和感。

 本来なら塵も残さず消え去ってしかるべき物体が未だ原型を残している。
 いくら炎弾でも、人一人を消し飛ばすには十分な威力のはずだ。
 頭の中で現状を整理する。
 炎を防ぐ術を並べる。

 耐火|《レジスト》の魔術。
 炎を防ぐ魔道具。
 ユニークスキル。
 闇魔術に神聖魔術の一部。
 種族特有の耐性。
 レベル差による耐性。

 どれも今の状況にそぐわない気がした。
 何故ならーー"これ"は確かにダメージを受けているからだ。
 種族特有の耐性ならまだ納得できるが、クリアの記憶によればルーダ・グレスは純正の人間|《ヒューマン》だったはずだ。
 人間は火に耐性を持たない。そして、ルーダ・グレスのレベルはクリアよりも一回り低い。
 レベル差による耐性など考えられない程に。



『可能な限り早く始末を』



 始末を付けねばならない。
 自身の魔力を測る。クリアのレベルは689、そのレベルは周囲とくらべて圧倒的だが、有する魔力はレベルほど突出していない。
 もしクリアに魔術師としての才覚があったならば、国のデリートにこれほど時間はかからなかっただろう。
 既にここにきて『炎弾』を四発、ここに来る前に二十五発程撃っている。まだ余裕はあるが無駄遣いは極力避けなければならない。

 判断は一瞬だった。
 クリアは、自身にルーダを徹底的に燃やし尽くすよう命令した。
 唇から静かに呪文が紡がれる。指を動かし、魔術の行使に必要な印を結ぶ。

「グレンモータル、来たれ極光。鋼鉄の王より賜りし灼熱の刃よ。『バーン・ブレイク』」

 煌々と燃えるルーダ・グレスがさらなる光に包まれた。

 バーン・ブレイク。

 それは、炎の温度を10倍から100倍にする中級の火属性精霊魔術である。
 地味だが他の火属性魔術の性能を引き上げるその魔術はただでさえ威力が高い火属性魔術を無双の域にまで高めていた。
 急激な温度の上昇に一瞬制御が乱れ、風景が歪む。
 目も開けられないほどの極光の中、クリアは確かにその断末魔にも似た悲鳴を捉えた。

 理解する。
 無駄な時間を使ってしまった。

「終わり」

 魔術の行使を停止する。クリアの一言で、炎はまるで幻であったかのように一瞬で消え去る。
 炎が燃え上がっていた場所を見下ろす。
 炎の代わりに焦燥が燃え上がりそうだった。

 ダメだ、燃えない。こいつは燃えない。
 時間の無駄だ。炎を受けて悲鳴をあげられるほどに、これには耐性がある。

 動揺はなかった。
 そんなものはカリキュラムの中においてきた。
 例え、自身で行使しうる最大の暴力である火属性魔術で死に絶えない存在に出会ったとしても。

 炎の後に残ったのは、真っ白な人型だった。
 眼も鼻も口もない、五体のみを有するそれは、クリアにとって初めて見るものだった。

「『スキルレイ』」

 襲撃の前に一度かけたが、再度スキルレイをかける。
 屋敷の中の人間全ての情報はクリアの頭の中に入っていたが、目の前に現れたのはクリアが見たことのない情報の羅列だ。


 ドッペルゲンガー(ルーダ・グレス)
 LV630
 悪魔
 HP:1/65000
 特性:不死
 スキル:変態LV5


 読み取った情報はどれも驚愕に値した。確かに襲撃前はただのルーダ・グレスだったはずだ。
 スキルレイを欺くなんて聞いたこともない。
 が、状況を見るに信じざるをえない。恐らくこの変態とかいうスキルがルーダ・グレスに化けたスキルなのだろう。クリアは無理やり自分を納得させた。
 常識では考えられない事だが、そんなのは今はさしたる問題でもない。
 問題はたった一つだ。

 不死属性

 舌打ちを心中に封じ込める
 レアな特性だ。
 クリアもカリキュラム中に聞いたことがあるだけで、実際見るのは初めてだった。

 曰く、特に強くなるわけではないがゴキブリ以上のしぶとさを与える特性、と。

 状況は最悪に近い。
 こいつは死なない。つまり、いつまでたっても始末を付けられない。
 命令を遂行できない。
 最低最悪だ。

 びくんびくんと痙攣し、蹲っていた白い人型が足元から薄墨に染まり始まる。
 斑に染まった人型はクリアにすら、些か不気味に感じられた。

 そして、それは痙攣しながらもゆっくりと立ち上がった。

「はぁはぁ……くくく、……誤算だった。君が……僕の……正体に……気づく、とは」

 その声色は、ルーダのものとは似ても似つかない。
 人語を解する悪魔
 それもまたクリアに取って初体験だったが、話には聞いている。

 人類を脅かす悪魔の中でも特に巨大な脅威となりうる者。
 迷宮の奥底に稀に見る事ができると言われる不吉の象徴。

 人類の天敵にして仇敵にして究敵

「……上位悪魔。初めて見る」

「君の初めてがもらえるなんて光栄だ、『無垢』のクリア。僕を初見で見抜くとはその眼力、恐れ入る。まさか領内の行方不明者はみんな僕の仲間かい?」

 深淵から響くような、それでいて奇妙な色気に満ちる声。
 初めては初めてだがおかしな言い方にいらっとする。
 しかし、見逃すわけにも行かず、されど殺し尽くすこともできず。
 幸い知能は高いらしい。
 会話をしながらチャンスを待つしかない。

「別に見抜いてなんていない」

「え!?」

 ドッペルゲンガーが呆けた様な声を出した。

「なら何故僕を狙ったのさ」

 思考する。
 そんなのは考えるまでもない。命令遂行のためだ。

 結構な数燃やし尽くしたとは言え屋敷内にはまだ多くの人がいる。
 ならばなぜルーダを狙ったか。
 それもまた考えるまでもない。

「一室一室覗いて行ったら貴方がそこに居たから」

「え!?」

 再度ドッペルゲンガーが呆けた様な声を出した。
 目も口もない顔が驚愕に歪むのをクリアは確かに感じ取った。

「まったまった、ちょっと待った、聞き間違いかもしれない。再度、確認させてほしい。……君は何で僕を殺そうとしたんだい?」

「そこに居たから」

 間髪入れずに答える。
 無駄な時間だ。崇高な使命を達成するのに尤も忌むべき事だ。
 悪魔が頭痛にでも耐えるかのようにこめかみを抑える仕草をした。

「そこに居たから、だって? いやいや、その理由はおかしいだろ」

「何がおかしいの?」

 さっぱりわからない。
 自身が明瞭な答えを出した自信がある。

「……だってほら、僕がもし本当にオリジナルのルーダ・グレスだったらどうしてたのさ?」

 言ってる意味がさっぱりわからなかった。
 悪魔の思考回路は人とは違うのだろうか。
 悪魔に対する警戒レベルを一つ上げる。思考回路の差は認識の差であり常識の差だ。
 その差異はコミュニケーションを交わす上での大きな壁に相違ない。
 できるだけ軋轢は減らすべきだ。特に打開策がない段階では。
 言葉を選んで答える。

「今頃三人はやれてた」

「ちょっと待てい!」

「嘘。四人はいけてた」

「そこじゃない!」

 びしっと。
 悪魔がクリアを指さす。
 斑だった身体は今や漆黒に近い黒に変わっている。

「君人間だよね? おまけにルーデルに仕えるメイドだよね? 数年間ここにお世話になってたよね? ルナの面倒見たりしてたよね?」

 YESかNOかで言えばYESだ。

「YES」

「恩って知ってる?」

 YESかNOかで言えばYESだ。

「YES」

「OKOK、おかしいな、僕がおかしいのかな? 君の言を見るに、まるでこの屋敷の人間を無差別に燃やし尽くそうとしているように聞こえたんだけど?」

「それは誤解」

 悪魔の戯言に惑わされるな。
 会話を交わしながら心に枷を穿つ。
 彼らは人類の敵だ。彼らの言葉は蜜よりも甘く毒よりも暗い。
 かつて習った言葉を脳内で反芻する。
 油断は微塵もない。

「誤解、誤解か。そうか、そうだよね。人間の君が恩のあるルーデルの人間を無差別に狙うわけがないよね。変な事言うからびっくりしたじゃないか」

「対象は屋敷の人間に限らない」

「って、えええええええええええ!?」

 悪魔が呆然と、まるで化け物でも見るかのようにこちらを見た。

 屋敷にかぎらず、自身を知ったもの全てが抹殺の対象だ。
 始末とはそういう事だ。常識だ。
 ありとあらゆる自身の痕跡を速やかに抹消し撤退する。
 書面はもちろん、人も当然その対象からはずれはしない。

「なにそれありえない屋敷に限らないって更に酷いじゃないか。僕らだって暴れずおとなしく時を待ってるっていうのに。君もしかして悪魔じゃないだろうね?」

 そこでクリアはこの悪魔を見限った。
 時間の無駄だ。有益な会話は期待できない。
 即判断する。

 クリアにはやるべき事があった。

「私はクリア」

 答えると同時に、クリアは己のユニークスキルを発動させた。
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73:
更新お疲れ様です!
久しぶりに読みましたけど、やっぱり面白いです、また早めの更新楽しみにしてますね笑
74:
あー早く続きが読みたい
更新ずっと待ってます

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