夢幻のブラッド・ルーラー 第六話:暗黒よりの支配者

 闇があった。
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夢幻のブラッド・ルーラー 第五話:反勇者の進め方⑤

 この世界――便宜上、オリゾンテと呼ばせていただこうか――は、四つの大陸からなっている。
 北大陸、西大陸、南大陸、東大陸と何の洒落っ気もない呼ばれ方をしているそれら四大陸にはそれぞれ人と魔が入り混じって生息しており、もはや文献すら残らない遥か古来より争っているらしい。

 今いる大陸はその中でも北大陸と呼ばれる寒冷地帯の多い大陸だ。その大陸のおよそ七十パーセントが山脈であり、山脈を根城とする竜種やその寒い気温に対応した進化を遂げた氷の属性を持つ魔物、周囲の環境に大きな影響を受けないアンデッドの類が多く生息している。

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夢幻のブラッド・ルーラー 第四話:反勇者の進め方④

「か、回復薬はき、貴重品で……」

「ん? それはもしや、僕の命令が聞けないって言ってる?」

「ッ!? ち、違――」

 慌てて小さな手を振るジーンを睥睨する。
 下らない悪魔だ。分かっていない、やり方ってものを分かっていないよ。

「大体――何を吐かせようとしたのかは知らないけど、尋問のやり方がなってないよね」

「ぎぇ!?」
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夢幻のブラッド・ルーラー 第三話:反勇者の進め方③

「お疲れ様でーっす」

「ぎが……誰じゃ、お前は?」

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夢幻のブラッド・ルーラー 第二話:反勇者の進め方②

 あてがわれた自室で休んでいるとハインドさんがしかめっ面で入ってきた。
 開口一番、怒鳴るように言う。

「ゼクスとアステアから苦情が出ている」

「……誰?」

「貴様が嫌がらせをした二体のミノタウロスだ!!」

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